2021年3月25日に開催したオンラインセミナー「患者の再来率をあげるために、今やるべきこと」で、皆さまからお寄せいただいたご質問お答えいたします。

回答はMICTコンサルティング株式会社 大西大輔様および弊社共同にてまとめております。ぜひご参考にしていただければと存じます。

Q.1 近隣のクリニックの経営、診療状況を入手したり把握するためにはどうすれば良いでしょうか?

A.近隣クリニックの情報の入手はなかなか難しいのが現状です。医療機器を導入したり、新しいサービスを始めたといった情報はホームページを確認してみるとよいでしょう。さらに詳細な情報を入手するには、東京商工リサーチや帝国データバンクといった信用調査会社に依頼してみるのもよいでしょう。

Q.2 健診を始めて、実際に成果が出ている事例はありますか?

A.昨年末ごろに特定健診(特定健康診査・特定保健指導)を始めたクリニック・病院で、3月になって駆け込みで受診者数が増加しているケースがあるようです。そこから慢性疾患の発見や、再来患者の獲得につながっているようです。
昨年度は新型コロナウイルス感染症による健診の受診控えが多くみられたことで、受診者数が少なくなりました。しかし、今年度はこの反動で受診者が増加する可能性がありますので、健診に取り組むチャンスと言えるでしょう。

Q.3 健診を始めるにあたって、どのような準備をすればいいかわからない。

A.
【特定健診(特定健康診査・特定保健指導)について】まずは各都道府県の社会保険診療報酬支払基金に問い合わせるとよいでしょう。特定健康診査・特定保健指導機関の登録もこちらで行えます。登録は1ヶ月程度で行えます。

【一般健診・雇入時健診について】こちらは特定健診のような事前の申請は必要ありません。

院内では健診の受け付けかたや、実際の健診の流れなどを事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。

Q.4 新規患者と再来患者の割合はどの位が適切だと思いますか?

A.開業年数にもよりますが、開業してしばらくすると1:9くらいの比率に落ち着くようです。1日外来数が50人であれば、1日5人新患を獲得できれば良いのではないでしょうか。

Q.5 今回のコロナ禍でホームページを見直したが、効果があるかどうかわからない。どのように考えれば良いか。

A.クリニック・病院を選ぶにあたり、まず自分のスマートフォンやパソコンを使って情報収集する患者が増えています。そのため、ホームページをクリニック・病院の重要な広報ツールと位置付け、充実していくとよいでしょう。

このコロナ禍において、ホームページでは患者に対し「安心・安全なクリニック・病院であること」を理解してもらうことが重要になります。そのためには、以下のような内容をわかりやすく盛り込むとよいでしょう。

  • どのような感染症対策をしているか
  • 患者同士が「密」になることを避けるための施策
    • 予約が必要かどうか
    • Web問診が可能かどうか

また、ホームページは作るだけでは患者に見てもらえません。患者がその地域や診療科目などで検索したときに、検索結果に表示されるようにする必要があります。「Googleマイビジネス」などを活用し、自院の情報を患者に確実に届けられるようにしましょう。診療科目によっては、スマートフォンでの閲覧を重視したデザインにすることも重要です。

さらに、ホームページに加えてソーシャルネットワークサービス(LINE・Twitter・Facebookなど)も積極的に活用し、患者の囲い込みを図ると良いでしょう。

Q.6 CARNASは特定健診(市)には対応可能でしょうか?(書式に合わせた印刷だけでも)

A.厚生労働省が定める特定健診の処理や検査項目については対応しております。自治体の集合契約に基づいたXMLデータも出力できます。

なお、市区町村等のそれぞれの自治体独自の書式に合わせた結果報告書には対応しておりません。CARNASでは厚生労働省が提供している特定健診結果報告のサンプルレイアウト(PDF内14ページ図表6参照)に合わせた報告書がございますので、こちらを活用いただければと存じます。

その他、特定健診結果(メタボ判定)を含めたオリジナルのカラー帳票もご用意しています。帳票サンプルをご覧になりたい場合は、お問い合わせフォームからお申し込みください。