2018年3月に厚生労働省が、「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」を発表しました。「終末期」から「人生の最終段階における医療」に変更された今回の改定版は、従来のガイドラインとは、どのような点が異なるのでしょうか?(地方都市・がん診療拠点病院勤務医・37歳)

A.最期まで本人の生き方を尊重し、医療・ケアの提供について検討された内容になっています。 

今改訂では、以下のような文言変更や、解釈の追加が行なわれました。

(1)本人の意思は変化しうるものであり、医療・ケアの方針についての話し合いは繰り返すことが重要であることを強調すること

(2)本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性もあることから、その場合に本人の意思を推定しうる者となる家族等の信頼出来る者も含めて、事前に繰り返し話し合っておくことが重要であること。

(3)病院だけでなく介護施設・在宅の現場も想定したガイドラインとなるよう配慮すること。

2018年4月の診療報酬改定では、ターミナルケアに係る報酬の要件には、この改訂されたガイドラインの考え方が生かされています。

がん患者だけでなく、高齢・在宅患者や要介護高齢者等にも配慮した内容になっているのが特徴です。

(2018年10月16日)