当院では2020年の東京オリンピック開催を控えて、訪日外国人患者の受け入れおよび、そのための環境整備を積極的に行っていく方針です。一つの例として、アメリカ人の外国人患者が当院を受診し、プロの通訳が必要な場合、当該外国人患者に対して、通訳料を請求することは可能なのですか?

(都心部・社会医療法人病院(300床以上)・企画室長・36歳)

A.通訳料の請求は可能です。実際に都市部等では、訪日外国人患者に通訳料を請求している病院が存在しています。

例えば、厚生労働省の医政局総務課「医療国際展開推進室」が2018年から2019年にかけて実施した調査では、「外国人患者受け入れが多い病院」(178病院)に限定した調査(通訳料の請求の状況)によると、「通訳料を請求している病院の割合」が約10%ありました。同推進室の公的資料の中で、「医療通訳の費用は自由診療だけでなく、社会保険診療においても、医療機関は患者に請求は可能である」との記述があるのを見ても、それが分かります。

厚生労働省は医療ツーリズム等の訪日外国人患者だけでなく、日本の企業で働く保険適用の外国人患者に対しても、通訳料の徴収を認めていく方針です。

(2019年9月2日)