毎年、労働保険の計算をして保険料を納付していますが、そもそも「労働保険」とは何を指すものですか?

A.労働保険とは、労災保険と雇用保険の総称です。

労働保険とは「労働者災害補償保険(労災保険)」と「雇用保険」とを総称した言葉です。保険給付については労災保険と雇用保険は別個に行われていますが、保険料の納付等については一体のものとして取り扱われています。

【労働保険の年度更新】

労働保険の保険料は、毎年4月1日から翌年3月31日までの1年間を単位とし、その間すべての労働者(雇用保険については被保険者)に支払われる賃金の総額に、その事業ごとに定められた保険料率を乗じて算定します。

労働保険では、保険年度ごとに概算で保険料を納付し、保険年度末に賃金総額が確定したあとに精算します。したがって、前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付と新年度の概算保険料を納付するための申告・納付の手続きが必要で、これを「労働保険の年度更新」と言います。

概算保険料総額が40万円以上の場合、3回に分けて納付することができます。これを「延納」と言います。概算保険料だけでは40万円に満たない場合は、延納の対象になりません。

納付については、口座振替の場合、通常の納付と比較し納期限にゆとりがあり、また金融機関に納付に行く手間も省けるため便利です。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、申告期限と納期限が8月31日まで延長されています(例年は7月10日)。まだ手元にお持ちの事業主様は、期限内に提出するようにしましょう。

(2020年8月度編集)