厚生労働省は医療事故により特定機能病院の取り消し処分を受けた群馬大学医学部附属病院、東京女子医大病院の事案等を重く見て、ガバナンス体制強化や、高度な医療安全管理体制の確立に向けて特定機能病院の要件の見直しを行ったと聞きました。

厚生労働省で行われる議論のための“たたき台”では、日本医療機能評価機構による第三者評価の認定や、「ISO9001」の認定、JCI認証(国際基準による医療の質・患者安全)等に言及されていますが、今後、要件として、これら全てを受審することが義務付けられるのでしょうか?

当院では現状、日本医療機能評価機構の認定受審に留まり、「ISO9001」やJCI認証に対しては、まだ手つかずの状況です。

(都心部・大学病院(特定機能病院)・企画課係長・33歳)

A.おそらく、厚生労働省は近々、省令改正を実施して、特定機能病院に対し、日本医療機能評価機構等が行う第三者評価を受審し、審査状況や指摘を受けた項目についての改善策を公表することを義務付けるようになるでしょう。

そもそも、2017年の「医療法等の一部を改正する法律案に対する付帯決議」で、「(略)特定機能病院の承認後の更新制の是非について検討するとともに、広域を対象とした第三者による病院の機能評価を承認すること」との参議院での議決があります。

要するに、日本医療機能評価機構等の第三者評価を受審することは特定機能病院の条件であり、仮に「ISO9001」認定やJCI認証を受けている病院の場合でも、審査状況や改善策を公表することは必須となります。ただ、日本医療機能評価機構の第三者評価を受けている病院は、「ISO9001」やJCI認証が要件として、要求されることはないと思われます。

(2019年12月度編集)